脳腫瘍に侵されたボーカリストの決断が人々を熱狂の渦に

10 17, 2016 | Tag,カナダ,オルタナティブ,ロック,ソフト,バラード



本日ご紹介する曲はザ・トラジカリーヒップ - Ahead by a century

日本では、小林麻央さんが乳がんでステージ4になった現在、ブログを発信して人々に勇気を与え続けています。海を越えた遠くカナダでもひとりの癌患者の勇気ある行動が人々を熱狂の渦に巻き込んでいます。

The Tragivally Hip (ザ・トラジカリー・ヒップ)。日本ではほとんど知られていない存在なのかな?ヨーロッパでは90年代に話題になり、ヨーロッパにも何度かツアーに来たらしいのですが、まあ同じカナダ人ジャスティン・ビーバーのほうが知られています(て当たり前すぎる比較だったかな…?アーケイド・ファイアくらいにしといたほうがいいかも…汗)。しかしカナダでは国民的バンド、大御所です。80年代から活動しているっていうんだからそりゃそうでしょう。

私は留学時代カナダの国境のすぐ近くに住んでいたので、ラジオはアメリカのラジオとカナダのラジオを交互に聞いていました。彼らの音楽もいくつか知っていますが…うーん、個人的には…それほど好みではないかも…すみません…(汗)。

さて、このバンドのメイン・キーパーソンであるゴードン・ダウニーが脳腫瘍を患い治療を始めたのが昨年の12月。2回の手術、そして何度も放射線や抗がん剤治療を受け、今年2016年5月24日にゴードンが末期の脳腫瘍であることを国民に発表しました。また同時に、この夏に彼の体調次第ではあるがツアーを敢行することを宣言したのです。

チケットが発売されるや否や…チケットが飛ぶように売れたのは言うまでもありませんが、問題なのはそのチケットのほとんどが一瞬でダフ屋に買い占められてしまったということ。うーん…日本にもお金に群がるゲスはいっぱいいますが…いずこも同じってことなのですね。こういう事情であれば、ずっと応援してきたファンなら絶対見たいに決まっているし、どうしてそういうことをするかな~。カナダで大きなチケット論争が起きたそうですけど、そりゃ、そうでしょう…カナダにいなくたって状況は目に見えますよ。今ヨーロッパではチケット購入時に身分を登録しないと購入できなくなっているんですが(これは昨年のフランス・パリのテロに関連しているものと思われます)、このコンサートもそういう方法を取れば良かったのではないかと思いますね…。

最終コンサートは彼らの故郷キングストンで8月20日に行われました。キングストン…人口10万人強のこじんまりした都市なんですが…この日は皆さんテント持参だったのか、近郊都市(といってもカナダだから移動距離5時間くらいは覚悟?)のホテルまでソールドアウトだったのか…よく分かりませんが、当日はカナダの首相も訪れ、カナダのCBCテレビネットワーク(およびユーチューブ)でカナダ中に放映されました。なんとカナダの3人に1人がこのコンサートを見たのだとか!!

このコンサートの最終曲だったのがこのAhead by a century。歌詞は…うーん、彼は人々が思うように歌詞を受け取って欲しい、というスタンスだったらしくこの歌詞をパチッと当てはめることは難しいのではないでしょうか。彼自身は子どもの頃の風景を思い出しながら書いた、とのことですが。

現在は、腫瘍によって記憶をかなり失ってしまったことを告白したダウニー。カナダでは彼の状態から目が離せない日々が続きそうです。






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小さい頃から洋楽(主にロック系)にハマり、現在に至る40代女性です。音楽の話題で意気投合した男性と結婚し、現在は海外(ヨーロッパ)に在住しています。

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