曲題に名前が入っている(11) - Oh シェリー
本日ご紹介する曲 - Steve Perry - Oh Sherrie
「名前が題名になっている」曲をテーマにお届けしています。今回は11回目。
アメリカの偉大なるバンド、ジャーニーの黄金期を支えたボーカリスト、スティーブ・ペリーのソロ・バラード曲。…とここまで書いてジャーニーのウィキペディアを見ると、このバンドは何度も日本公演をしているんですねえ。けっこう日本各地を回っており、根強い人気があるんだ…とちょっとビックリしております。ヨーロッパではこれほど人気はないように思うので…。
さて。本日ご紹介するこのOhシェリー。これは1984年の大ヒット曲で、日本でもこの曲から逃れられない…てくらいヘヴィ・オンエアされてましたように記憶しています。…一方、ヨーロッパでは全然流行らなかったんじゃないかな、と推測します。現在まったくオンエアされないんで…汗。このブログを書くにあたり何十年ぶりかで聞きました…笑。
透き通っているようでいてパワフルな誰もが分かるスティーブ・ペリーの声。
私はまだ英語もろくろく知らない少女だったのですが、この曲は…なんだか聞くといつも恥ずかしい、と思いました。Oh シェリー~って…なんやそれ?大声で好きな女の名前を叫んで恥ずかしい、みたいな(笑)。シェリーといえば…そういえば尾崎豊も歌がありましたよね。邦楽はほとんど聞いてないのですが、尾崎豊は好きだったのでよく聞いてましたねえ。尾崎豊の声も…スティーブの声とジャンルは違いますが、それは素晴らしい声でしたねえ。
話が逸れてしまいましたが、ともかくも英語が分からないのになんだか恥ずかしい。つまりもう直感でこの曲が何を意味していたか分かってしまった、とそういうことなんですね。そしてその私の直観もあながち間違っていたわけではなかった(笑)。
この曲は、当時スティーブ・ペリーが付き合っていたSherrie Swaffordに向けて書いたもので、実際のこのミュージック・ビデオにも登場する女性です。白いシンプルなドレスが似合う健康美人って感じの奇麗な人ですよね。
この派手なビデオを見ても分かりますが、この曲は俺たちやっぱり別れたほうがいいんじゃないか、うーん、でも愛しているからやっぱりつなぎ留めたいよ、行かないで…(Hold on!)とゴチャゴチャと別れたりくっついたりしている2人のお話。
正直…ごめんなさい。私、こういうところには非常に淡々としてまして…一回もうダメだと思ったらもうダメなんじゃない?て思っちゃうタイプなんですよね…汗。あんまりゴチャゴチャとくっついたり離れたり…ちょっとムリかなあって思っちゃうタイプ。なのでビデオを見るとこのバカップルっぷりに赤面してしまうし、アハハ…もう好きにやってくれさー…てなってしまいます。
いや、いいんですよ。他人はいくらでもやってくれて。でも…自分はちょっと恥ずかしいなあ~。「やっぱりあなたのことが好きなの!!!」「私のこと見捨てないで…!」「あなたが私じゃなくて〇ちゃんを見ているの…耐えられない!!」とか何とか…思いつくセリフはいくつもありますが…自分はそれをなりふり構わず口に出せるほど可愛い性格しちゃいないんですよ(苦笑)。昔も可愛い女の子じゃなかったし、それは今も同じなんだろうなあ~。だからこそ、たぶんこの曲を直観的に恥ずかしい、とそう思ったんでしょうね…。
このスティーブ・ケリーですが、結局このシェリーとは結婚せず、その後も独身を貫いています。が。子供が一人いて孫もいます。何故結婚しなかったかというと、両親に起こったトラウマ、そして全世界ツアーで忙しい最中、妻や子供を家で待たせて結婚・離婚を繰り返すのがイヤだったのだとか。彼は長年がん闘病も続けており、いろいろ思うところがあるのでしょうね。
一方、この歌の登場人物であるシェリー(Sherrie Swafford)もまた結婚しませんでした。彼女は自分の愛を動物や植物に注ぎ続けたということです。二人とも結婚していないって…実はこの曲のとおり、ずっと心の恋人なのかもしれませんね。こんな激しい曲をプレゼントされてしまったら、何と言うか…次に進みづらいということもあるのかな。結婚するのが好きなアメリカ人からすると珍しいと思うんですけど(彼らはすぐにプロポーズするので…日本人とは対照的)。
まぁ結婚する・しないが幸せ度合いを決めるわけではありませんし、彼ら2人が彼らの歩んできた人生が良いと思っていれば、それでよいと思います。しかし…また話は元に戻ってしまいますが、彼の声は国宝級ですね。ここまでパワーのある美声の持ち主は…なかなかいないのではないかと。2013年以降は、がん闘病で厳しい生活をしているとのことなので、コロナにも負けず頑張って生き抜いていただきたいと思います。
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